“とっておきの” カナディアンロッキー・バスの旅
第三回
 
 
Jステーション・バンクーバー 里見綾子
氷河の純水でパッティング!冷たいけれどお肌に効きそう!

カナディアンロッキーと聞いて思い浮かべるのは、3000メートル級の山また山に囲まれた国立公園、 森と湖が続く雄大な自然! 今日はいよいよこのロッキー観光のハイライトでもある、アイスフィールドパークウェイを、バンフの街を目指して南下していく。
まずはジャスパーの街に立ち寄った。ここで時計を1時間進めアルバータ州の時間に合わせる。
VIA鉄道の駅もなかなか風情があっていい感じ。次回はここまで電車で来て、ゆっくりハイキングでも しながら滞在してみたいと思いつつ次に向かって出発した。

アサバスカの滝【アサバスカの滝】
アイスフィールドパークウェイの中でもっとも迫力があり、水量と共にその地層にも驚かされたのがこのアサバスカの滝。アサバスカとは先住民クリ―族の言葉で「葦のはえるところ」。
ロッキーの雪解け水が周りの岩を削りながら青白い流れとなり水煙を立てて流れ落ちていく。
滝を見る場所、角度によっては虹が見えたりもする。上の迫力いっぱいのところから、水に削られた岩場の間をくぐり抜けながら遊歩道を降りていくと下はすっかり緩やかな川となって流れていっている。一箇所で、水の荒々しさと穏やかな様を両方楽しめて、間違いなく一番印象に残る滝だった。

コロンビア・アイスフィールド【コロンビア大氷原】
ロッキー観光のアトラクションとしても代表的な、この雪上車での氷河観光!
コロンビア大氷原は北極圏を除く北米大陸最大規模の氷河であるという。その一部がゆっくり流れ出したものが、アサバスカ氷河。ここを巨大な六輪駆動の雪上車に乗って行き、氷河の上に降り立った。実際に氷河が年々1〜3メートル後退していることを示す印があり、地球温暖化の影響をここでも思い知らされる。それでも自分の立っている下に平均300mの厚さの氷があることを考えると自然が見てきた時間と自分の人生の時間との大きな差を感じずにはいられない。車窓から眺める氷河も 綺麗だけれど、自分がそこに立っているという感覚、これは絶対体験して欲しい。そして天然の氷河の純水で顔をパッティングしたら気持ちいいこと!水を3口飲んで、何だか自分が浄化されたような気分になった。ここが唯一薄手のジャケットまで着た所。重ね着等で温暖調節はお忘れなく。また氷からの照り返しも激しいのでサングラスも必需品だ。

ペイトレイク【ペイトレイク】
季節や天候によって美しいブルーやエメラルド・グリーンなどに湖面の色を変えることで知られるペイトレイク。氷河から流れ出た堆積物と細かい粘土の粒子を含んでいるため、遠くから見るとなんとも不思議な乳白色をしている。季節だけでなく1日の内でも光の加減により色彩を何度も変えるというから驚きだ。旅行パンフレットやガイドブックにもよく写真が載っているけれど、展望台から自分で見ると、本当に自然の神秘さを感じさせられる。緑の針葉樹林の中に静かな湖水をたたえる湖と、その向こうにそびえる山々が見えて絶景だ。

バンフ・スプリングス・ホテル【バンフ】
地球上に残されたダイナミックな景観を身近に堪能できる、カナディアン・ロッキー。世界自然遺産にも登録されている国立公園を、ジャスパー・バンフと通ってきて、2日目のゴール、バンフの街にやってきた。ちなみにバンフ国立公園はカナダで最初に国立公園に制定されたカナダ人の誇りともいうべき地。ロッキー観光の拠点でもある山間に開けたバンフの街には、歴史のある高級リゾートホテルからロッジ、レストラン等が軒を並べ、山岳リゾートとしての賑わいを見せている。
バンフはもともと大陸横断鉄道建設中に偶然発見された温泉が保養地として開発されていったことから、かの有名な古城のようなホテル、バンフスプリングスも建設され、今のような世界的に有名な観光地として発展してきた。このホテルがサルファー山をバックに堂々と建つ姿を明日見られるという。
今日は本当に見所がいっぱいの一日だった。明日以降の行程を思いつつ、ジャグジーで体をほぐし床に入ることにした。

 
(文中の行程は予定であり、道路状況などにより変更となる場合があります。)
 
記事:Jステーション・バンクーバー 里見綾子
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