【14:00 ヒルトンホテル レセプションカウンター集合・出発】
今まで安全面のことも考えて一人で行くことは控えていたハーレム。
今日はガイドの人も一緒で安心できるツアーになりそうです。
お昼も各自で十分摂った後、14時にヒルトンホテルのレセプションカウンターに集合。
ご一緒する方には、日本から旅行として来ている女子大学生もいらっしゃいました。
彼女達も同じような理由で参加したようです。
このツアーは地下鉄での移動があるため、
ガイドさんは駅で購入するメトロカードという切符の役目をするものを持っているかを聞いていました。
そして、もう一つ大切なのはツアーにおいての注意事項の説明です。良く聞いておきましょう。
53st駅から出発し、125st駅を目指します。
【14:15 125st 駅に到着 アポロシアター】
15分くらい電車に揺られて到着した125st駅でさっそく記念すべき場所を発見!
この駅の地下鉄駅構内は、あのマイケル・ジャクソンの歴史的な代表曲、
“BAD”のプロモーションビデオの舞台となった場所だそうです。
私自身マイケル・ジャクソンにはあまり詳しくないのですが、この場所がそうだ!と言われると、
おお!っと興奮してしまいました。私も踊ってしまおうか…さすがにそれは止めましたが。
そこから地上に上がり125stを歩くと、様々な路上店が並んでおり、
マンハッタンや他の観光地とはまた違う、この地域ならではの生活観溢れる雰囲気が漂っていました。
そんな中で案外心配性な私は注意深く当たりを見回していたのですが、
ハーレムに精通しているガイドさんに陽気に声をかけてくる人達や、
顔見知りの方などと挨拶を交わしている光景を見て、
この辺りから本当にツアーとしてワクワクしてきたのを覚えています。
観光地では味わえないニューヨークの別の面白さが身近で感じられる瞬間でした。
10分ほど歩くと、アポロシアターが見えてきました!
入り口付近でガイドさんが私たちにこのシアターについて説明をしていたところ、
劇場の係員(マネージャーらしき人)が彼に話し掛けてきました。
ラッキーなことに、シアター内のステージが見える客席後部まで、
私たち一行を案内してくれるとの事でした。
通常お金を払わないと入れないアポロシアターの観客席までにも足を踏み入れることができ、
やはりツアーに参加してみるものだなと得した気分。
予定外に起こる新しいプランもツアーの魅力ですものね。
(この日は幸運にもアポロシアター内の見学ができましたが、
一般的にツアー行程ではないので通常はない可能性が高いとのことです)
5分から10分の間ステージを眺めながら、
アポロシアターの人気イベント「アマチュアナイト」出身の、
有名シンガー(ジェームス・ブラウンなど)の裏話や、
近年増え続けている日本人参加者についてのお話を、本場館内の中で聞けてしまいました。
ここ数年、日本人のダブルダッチ(2本の縄跳びを使って飛ぶ縄跳び)チームが勝ち続けており、
国境をも越えた素晴らしいパフォーマンスを披露し地元民も顔負けだと語っていました。
日本人がここでそんな高度な技を繰り広げているなんて想像もつきませんでした!
彼らに会うツアーなどがあれば是非参加したいものです。
黒人文化やR&BやSOUL、FUNKなどの音楽に興味がある方は、
ぜひこのシアターに足を運んでみてください。
音楽を耳で聞くのと、本場に赴きその空気を肌で感じるのとは満足感が全く違います。
その中にいると思うと、興奮のあまり鳥肌が立つほどでした。
その後シアターの周りの1ブロック間を自由に散策することになり、
周りにある店などを見たりしてシアター前に再集合しました。
そしてガイドさんお勧めの古いレコード屋に立ち寄ります。
まさに歴史箱といいましょうか、それぞれの存在を主張するように、
どのレコードも存在感溢れていました。
皆さん、お気に入りのものが見つかるといいですね。
今現在、125st周辺は開発区域となっており、
古い廃墟と化した建物は壊され、その跡地には新しい建物が建設されています。
ビルの特徴を見ても分かるように、
デザインはまるでミッドタウンのようなガラス張りの近代的な建物で
その数は徐々に増え、町の活性化がうかがえました。
ハーレムに興味を持った観光客の方々には嬉しいことです。
【14:50 ウォーキングの旅】
ここからはハーレムの歴史をさかのぼり、歴史と文化に出会えるウォーキングの旅が始まります。
122stまで歩くと、ハリエット・タブマン・スクエアに銅像が見えます。
この像、ハリエット・タブマンは1850年から1860年頃に、
たくさんの黒人奴隷の逃亡を助けた奴隷解放秘密組織の女性指導者の一人なのです。
今にも走り出しそうな姿で人々を引き連れていく、力の漲るモニュメントに仕上がっています。
隣で走っている車を見ると、まるで車が彼女と一緒に走っているように見えました。
このあたりは現在SOHA(South of Harlem)と呼ばれ始めており、
徐々におしゃれでモダンな街に生まれ変わっているそうです。
生まれ変わった町並みも訪れてみたいですね。
118stにある MINTONS PLAY HOUSEは、
モダンジャズの発祥地としてアメリカの歴史的建造物に認定されているそうです。
その昔はモダンジャズのミュージシャンが集まってここでレコーディングしていたそうです。
JAZZ好きにはたまりませんね。
ガイドさんは有名JAZZマンたちがここでセッションした、
とても貴重なCDのコピーを持ってきて、説明してくれました。
【15:30 CITY COLLEGE、ALEXANDER HAMILTONの家と銅像】
そのあと、118stから北上し、最初来た125stに戻り、
初のハーレム出身国会議員のAdam Clayton Powell Jrの像を見ました。
この銅像が出来るまでの努力は想像を絶するものだったと思います。
血と汗と涙の結晶であるこの銅像に敬意を払い、
1920年代は白人の歓楽街であったというジャズクラブの跡地を歩きました。
現在そこはボーリング場などに変わっていました。歴史は変わるものです。
15時20分頃、125st沿いにある、コンテンポラリーミュージアムショップに立ち寄ります。
待ってました! 参加者の方々はここでお土産定番のポストカードなどを購入していました。
お手洗いもここで利用できます。ツアー上、ここでの時間は10分前後と短いので
お土産でしたら誰にどんなものを買うかなど、事前に考えておくことをお勧めします。
15時30分頃に125st& Lenox駅から再度地下鉄に乗り、
5分程度で次の駅135stで下車します。
地上に上がり、135stを西に向かいながら、
ガイドさんから丘の上にそびえ立つCITY COLLEGEについての説明を聞きます。
太陽に照らされたアメリカ国旗が印象的でした。
日本では絶対に見れないような迫力ある建物でした。
そしてそのまま北上し、140stまで続く住宅地を通り抜けながら歩きました。
住宅地というまさに現地の人が生活している場所を、
こうやって歩くのも風情を感じるものでしみじみしますね。
Convent Aveには、アメリカ10ドル紙幣でおなじみのAlexander Hamiltonの家と銅像とがあり、
事前に用意しておいた10ドル札を手にし写真を撮りました。
ガイドさんの説明にもあるように、この辺りは歴史的重要地区に指定されています。
ここを歩いているとタイムトリップをして、昔のアメリカに来たように感じました。
【16:15 RODGER MORRIS PARK】
今度は145stより地下鉄に乗り、155st駅で下車。
ここから北はワシントンハイツと呼ばれる地域になります。
ハーレム周辺にはJAZZにまつわるものが身近にたくさんあります。
駅を降りてすぐデューク・エリントンが住んでいたアパートが見えます。
アメリカ国定歴史建造物として誰もが訪れる場所です。
数ブロック北に歩いて東に入ると、
今日最後の観光場所であるRODGER MORRIS PARKの入り口に着きます。
中に足を踏み入れると、見晴らしのよい丘にあのアメリカ初代大統領である、
George Washingtonが1765年の独立戦争の時にここから司令を出していたという家があるのです。
この丘からは東側をよく見渡すことができ、当時の状況としては最適の場所だったのでしょう。
歴史ある古い建物なのですが、ずいぶん綺麗に整備してあるようでした。
アメリカにとっては国宝のようなものです。
【17:20 解散】
17時20分頃、53st駅に到着。
このときは参加者の皆さんのなかにヒルトンへと戻る方がいらっしゃらなかったので、
そこでの解散となりました。
時間で言うとほんの3時間ですが、私たちが体験したものは何百年もの歴史なのだと思います。
こんなにも内容の詰まったツアーはなかなかないのではないでしょうか。
このツアーのもう一つの利点は、ツアー自体が午後から始まるので、
午前中や夜は各自お好みのプランで楽しめるということです。
ちょっと時間がある方や旅行中のあまった時間を大いに活用されたい方は、
ぜひこのツアーに参加し、ハーレムの歴史を心に留めておくことをお勧めします。
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